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劇用車の心得・おはなし

劇用車とは ー

劇用車はパトカーや救急車・消防車・郵便バイクまたその劇にあわせて作った車など劇の中で出てくる車・バイク・カートなどすべてである。

劇用車は作品の制作会社が保有するケースもあるが、多くは業者からのレンタルやリースで提供される。

■使用上の規制

劇用車を一般道路上で撮影するにあたっては様々な規制や条件の下で行われる。

撮影する場合は、一般公道の場合道路使用許可を所轄の警察署や港湾などに申請して許可を得る。もしくは、撮影所や工場などの私有地の私道を管理者の許可を得た上で封鎖して使用する。

ロケ地までの移動を容易にするため、公道を走れるようにナンバープレートを付けていることが多いが、8ナンバーや緑ナンバー交付対象にはなりえないため通常のナンバーを交付されており、撮影中のみ架空の番号を付けた劇用のナンバープレートを貼り付けている。

しかし近年(2000年代以降)、白パトや救急車等といった緊急車両系の劇用車がその特殊な外見故に、一般市民の誤解を招き街中でのトラブルや勘違いの元になり易いという事が指摘されたことから規制が厳しくなり、道路使用許可を申請しても、赤色灯を点灯させての緊急走行シーンや撮影用ナンバーを貼った上での公道上での走行シーンの撮影、緊急車両系の劇用車自体の撮影が認められないことがある。そのため、一部の2時間ドラマでは撮影用ナンバーを用意せずに通常のナンバーのまま撮影され、覆面パトカーなのにレンタカーの”わ”ナンバーであるという矛盾が生じている。

2010年代後半には上記の規制等に対応するため、撮影時には認められたナンバーを使用し、後日編集時にCG等による合成処理で設定に合ったナンバーにする例、赤色灯を消灯もしくは取り付けない状態で撮影したものをCG処理で点灯状態にする例が増えてきている。

≪劇用車においての警察車両≫

制服警官が乗る白黒パトカーは、地方ロケで地域に密着した内容の場合のみ極少数、地元警察が協力して実物のパトカーを貸すこともあるが、ほとんどの場合は撮影用に製作されたパトカーを使用する。実車と同じ部品や装備品を用いて精巧に再現されたものもあれば、本物には遠く及ばない車両もある。

ベース車両はかつてはパトカー専用グレードに近い外観を持っていた教習車やタクシーの払い下げ車が多く使用されたが、最近は普通の中古車が多い。現在はほとんどが現行採用されている車種(主にクラウン・セドリック・クルー・レガシィB4)を使用している。

護送車や鑑識車、機動隊輸送車なども中古のバンやバスをベースに作られることが多いが、スタッフや資材を現場まで運んできた撮影会社の車両やレンタカーに脱着式の赤色灯を付け代用しているケースも多々見られる。

覆面パトカー、特に捜査車両についてはその性質上全くの市販車でもそれらしく見えるため、スポンサーメーカーの広報車など製作放映時点での最新モデルが使われたり、レンタカーで済ませられることもある。

特殊な外見ゆえ、撮影場所までの移動中は警察名の文字や赤色灯を隠したり取り外し、撮影用車両の旨を書いた張り紙をしている。

≪劇用車においての消防車両≫

地域に密着したロケを行う場合や消防・レスキュー活動を題材とした作品では現実の消防当局が撮影協力を行うケースも少なくないが、通常は業者が所有する消防車や救急車を借り受けて対応する。

パトカーと違い消防車両の新車は業者や個人の購入も可能なため新車を劇用車とする業者も存在するが、新車価格は高価であるため少数派であり、常備消防組織や消防団、事業所内の自衛消防などが実際に使用していた払い下げ車両を用いることが多い。そのため放送時期に実際の消防組織で使用されている車両より古い型の場合がある。

≪ナンバープレート≫

劇中に登場する車のナンバープレートは装飾部によってその撮影の都道府県や年代に合わせて製作され付け替えている。劇中の設定(場所や年代など)によっては車検ステッカーや点検ステッカーなども作って張り替えている。

寸法を実物に合わせて枠のみを立体的に加工した鉄板にカッティングシートで作った文字を貼り付ける場合が多いが、予算やその車の劇中での重要度によっては塩ビ板などで代用したりプリントした写真を貼るだけなどの装飾スタッフの工夫が多く見受けられる。

ナンバー製作の際は実際に存在しえない番号となることもある。ひらがなの「へ」「し」などを使用(例:2代目スバル・ステラテレビCM)したり、まだ発行されていない分類番号のナンバーを作ったりすることもある。また一般公道で道路使用許可を取らずに引き絵で撮影する場合などはナンバーを付け替えずに撮影している。

また、変わった例では頭文字D(アニメ・ゲーム・実写映画版):一連指定番号が5ケタ(例:「群馬55 お 13-954」)となっているワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT:エキストラの軽自動車のナンバーが白、主人公のランエボが4ナンバーなどとなっている。ハンチョウ〜警視庁安積班〜:東京のナンバーの地名が中央・江東となっている。等、実際には絶対にあり得ないナンバープレートとなっている例がある。

≪テレビCM≫

カー用品(特にタイヤ)や石油元売のCMでは輸入車を使うことが多い。国産車を使う場合は、なるべくメーカーや車種がわからないようなカメラアングルで撮影する場合が多い。損害保険(自動車保険)会社のCMの場合は、架空のエンブレムやフロントマスクを加工して登場させることもある。

≪バラエティ≫

ロケが多いバラエティ番組の場合、出演者が自らハンドルを握る車の場合、番組スポンサーの車両を使用することがある。レンタカーで他車を使用する場合ぼかしを入れたり、番組ロゴのステッカーや横断幕で隠している。

最近では番組とスポンサーとのコラボレーションで出演者がそのままCMに出演している。
バラエティだが合間に再現ドラマがある場合にも劇用車で登場している。まれにスポンサーの関係から、VTRに映った一般車や取材先の個人保有の車のエンブレムに「ぼかし」を入れるケースがある。また、「警察24時」系の番組においても登場した事件関係者の車や捜査用車両のエンブレムに「ぼかし」を入れるようになっている

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